茨城県石岡市吉生の球状花崗岩露頭を観察してきたのでご報告。
アクセスは県道7号線から東筑波ユートピア(動物園)の案内を目印に。道路は走りやすい。ちなみに帰路は吉生集落に下る道をたどったけど、そちらは若干荒れ気味。
動物園へ向かう家族連れの視線を気にしつつ、露頭案内版脇に車を止めてコンクリートのスロープを下ります。動物園から漏れてくるオリジナルソングを聴きながら、、、
途中で獣道を見つけます。イノシシでしょうか。
やがて鉄骨製の階段が出現。良好な整備状況に期待が高まります。
最上段から下を覗き込みますが、目的地が見通せません。
かなり下るのかな?
一回折り返したらその下があっけなく終点の露頭前。
短い区間ですが、階段があって助かります。というか、これがないとアクセスは容易ではありません。
肝心の露頭はというと、、、。
苔むしてたり風化してたりで、よくわかりません。文化財ですからハンマーを使うわけにもいかず。残念。
それでも、新鮮な部分があったので、観察してみます。
ごく普通の黒雲母花崗岩でしょうか。
露頭全体が球状花崗岩というわけではないようです。
ここで、入り口の案内板にあった「幅2〜3m、高さ7〜8mにわたり露出」が脳裏に。
露頭全体をよく観察してみると、、、。
上の方に楕円形の凹みが密集する部分があります。
拡大してみましょう。
ようやく、目的の球状花崗岩をみつけました。
差別的風化侵食作用により、特異な原岩を反映した独特の組織が浮き出ています。
黒雲母花崗岩との境界はよくわかりませんが、入口案内版の説明(幅2〜3m、高さ7〜8mにわたり露出)の通りだろうという印象です。
この小さな露頭が見出されたこともそうですが、こうして保全され、誰でも観察できる状態にあるというのは驚きます。素晴らしいことです。
綺麗な球状花崗岩をみるなら地質標本館へ行くのがよさげです。地質標本館では「球状岩」と呼ぶらしいですが。ここから近いので、ハシゴというのも選択肢かな。
階段整備に力をいれるなら、もうひとがんばりして露頭を綺麗にしてほしい気もしますが、人の手のかかっていないリアルな露頭で希少な岩石を観察できるという体験も捨て難いものではあります。観察力と想像力の訓練にもなりますし。
動物園のほうは結構な賑わいでした。テレビ番組(天才!志村どうぶつ園)で取り上げられた効果が大きいのでしょう。直近の番組では、現在進行形の改装プロジェクト構想の話題をやっていました。土木工事に伴って新しい球状花崗岩の露頭がみつかりやしないかと期待してみることにします。
石岡市公式サイト
http://www.city.ishioka.lg.jp/page/page001373.html
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